既婚者だと知らなかったと主張する不倫相手に対して慰謝料請求を行った事例
依頼者と相手方について
・相談者 女性 年齢30代 自営業
・相手方
夫 40代 会社員
夫の不倫相手 不明 会社員
・不倫の慰謝料請求
・解決期間:約10ヶ月
ご依頼の想い
夫の不貞相手に対する慰謝料請求にて受任。相手方に対して、受任通知を送付。
相手方は「弁護士へ相談にいった結果、既婚者であることを知らなかったのであれば慰謝料を払う必要はないと言われたので払う義務はありません」と主張してきた。
解決の内容
協議では解決の見込みが立たなかったため、訴訟を提起。
裁判上の和解が成立。相手方から依頼者に対して解決金40万円を席上で支払い終結した。
弁護士からひとこと
出会い系サイトで知り合っていたため、相談者の夫が既婚であることを隠していた可能性が高く、不貞があった時期から5年程度経過した後での請求だったため、相手方が相談者の夫が既婚者であることを知っていたことを示す証拠が残っていなかったため、低額での和解に応じることになった。
相手方が既婚者であることを知らなかったという反論は頻繁にされる主張なので、これに反論できる証拠は確保しておきたい。
時間が経過すればするほど、証拠の確保は難しくなるので、請求するかどうか決めきれなくても、不貞を知った時点で弁護士に相談して、請求するときのために集めるべき証拠のアドバイスは受けておくのがよいと思います。
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この記事の執筆者
あい法律事務所
弁護士
山口 恭平(Yamaguchi Kyohei)
取扱分野
家事案件(離婚・男女問題、相続)
経歴
法政大学法律学科卒業後、早稲田大学大学院法務研究科に進学。卒業後、平成26年に弁護士登録。同年のぞみ総合法律事務所入所。平成29年にあい法律事務所入所。平成30年同事務所にてパートナー就任し現在に至る。